「G戦場ヘヴンズドア」 日本橋ヨヲコ

はてなのまんがアワード2003で堂々の2位にランクインしていたこの漫画。以前から読もう読もうと思ってはいたのですが、うちの近所の漫画喫茶をしらみつぶしに当たってもどこにも置いてないという体たらく。何ですかこの馬鹿どもは。今すぐその看板を降ろせ。
で、今日たまたまブックオフに行ったらこの1巻があったので立ち読みしたんですが、かなりヤバいです。即行で買いました。450円。たけー。
で、一巻しかなかったのできっとこの手の本は自称お洒落気取りのビレバンに行けばあるだろうと思い行ったんですが、果たしてありました。しかしそこで驚愕の事実を知るのです。なにー!サイズが違う!ブックオフで買ったのはやたらでかいサイズで定価が819円とかしちゃってるんですが、こちらに置いてあるのは562円の小さいサイズでした。呆然としながら仕方なく買いましたよ。こういうのはほんとにやめて欲しい。
でも内容はかなり面白かったです。この漫画では「漫画界」が描かれていますが、人生はどの分野でも戦場だと思います。そしてその分野で生き残るには自分が自分として闘うしかないということでしょう。この作者が以前連載してた「極東学園天国」と言う作品があるんですが、ヤンジャンで読んでた時は読むのをやめて飛ばしてました。その時は「この人の作品は自分には合わないな」と思ったんですが、そんなことは全くなくすんなり読めました。そして感動しました。3巻で完結ですが、長すぎず短すぎず一番いい形で終わったんじゃないでしょうか。まあ確かに人によっては狙いすぎてダメだという人もいるかもしれませんが、それはしょうがないでしょう。
それにしてもアマゾンのレビューで1巻に否定的な意見を書いている人がいるんですが、どんな漫画でも自分が合わなかったら読むのをやめたほうがいいですね。読む時期もあるでしょうし、今までの自分の経験から受け付ける漫画と受け付けない漫画は誰にでもあると思います。そして、それは時が立つにつれて変化するものだと思います。だから、全部読んでさらに嫌いになるよりは、入り込む前にやめた方がいいです。そうすれば、状況が変わって読む気になる日が来るかもしれません。この主人公みたいに。現に私はこの本を読んで「極東学園天国」をもう一度読んでみようと思いました。
日本橋ヨヲコ公式サイト
http://www.kt.rim.or.jp/~gestalt/